上昇相場を表すBULL

牛は下から角を突き上げて攻撃し、熊は上から
振り下ろす強靭な爪で攻撃することから、上昇
のブル、下落のベア、と呼ばれるようになりま
した。

金融マーケットと、相場と、上手に付き合うた
めには、ブル(買い)にもベア(売り)にも対
応しなければなりません。

あなたの投資、ブルだけで大丈夫ですか?

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意味不明なファンド・オブ・ザ・イヤー

Posted by advisor on 05.2012 投信調査   7 comments   5 trackback
Tag :ファンド・オブ・ザ・イヤー,FUND OF THE YEAR

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さて、予告通り、とあるファンドの話をしますが、調べるほどに、なんだかどうでもいいファンドにしか見えなくなってきています。コスト的に優位であれば、投信として優秀なのでしょうか。投資家が選ぶ1つのパーツとしてはもちろんアリだと思いますが、とりたてて、1位!とする理由がさっぱりわかりません。正直、手数料が10%だろうが20%だろうが、それを上回る成績を残してくれたら、私はOKです。手数料無料でも、運用結果が悪ければ資産運用として何の意味もないと考えるのは、正常な感覚だと思っているのですが・・・

さて、あまり気乗りしませんが(苦笑)レポートします。




予告で出した目論見書は債券でしたね。
実際に1位を受賞したファンドはこちら「CMAM外国株式インデックスe」です。

cmamglobalstock20120204.jpg


なんの1位かといいますと、「投信ブロガーが選ぶ Fund of the Year 2011」といって、投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたちが支持する投資信託はどれか?証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントだそうです。


ということで、モーニングスターが選ぶファンドより、よっぽどマシだろうと期待して中身を見てみたのですが、この「CMAM外国株式インデックスe」、なんの変哲もない海外株式に広く分散投資するインデックスファンドで、マーケットに連動するわけですから、当然成績もいまいち。例のごとく、中の上狙いの、気概ゼロなファンドです。

▼設定来の成績

cmamgschart20120204.jpg


なぜこれが1位なのか、ブロガーが選ぶ・・のサイトを見てもさっぱりわかりません。
見ていて思ったのは、あー、懐かしいな、ということ。
インベスコ投信が出している「MSCIインデックス・セレクト・ファンド・コクサイ・ポートフォリオ」
という長ったらしい名前の投資信託と一緒で、
モルガンスタンレーが出しているMSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース)という、
日本を除く先進各国の株式へ投資する際の代表的な指数に連動するファンドです。

kokusai20120204.jpg


投資配分はこんな感じです。

shareindex20120204.jpg


先進国の時価総額加重平均、といったところでしょうか。アメリカの行方に左右される感がたっぷり出ています。ちなみにETF(上場投信)では「iシェアーズMSCI コクサイインデックスファンド」というのがありまして、こちらも中身は同じ運用になります。


この3つの差は何か。


差がなければ1位になる理由がありません。
でも運用の中身はまったく一緒なので、あとはコストでしかありません。
3つを並べてみると…

hikakumsci20120204.jpg


「CMAM外国株式インデックスe」は販売手数料が安い、そして信託報酬も安い、ですね。「MSCIインデックス」のUPFRONT(販売手数)は、新生銀行の販売サイトをみると1.05%になっていますので、インデックスファンドで3%も取ろうなんていう時代錯誤は、実体としてはあり得ないようです。なので販売手数料の差は実体としてはほとんどないと思われ、明確な差として表れているのは、信託報酬ということになります。

しかし、ETF(上場投信)のほうがよりコストが安いのに、選ばれたのは「CMAM外国株式インデックスe」、ということは・・・積立好きな少額投資家が選んだっぽいですね。ETFは積立とか再投資とかが面倒なので、コストと面倒とのバランスのいい「CMAM外国株式インデックスe」が1位に君臨した、、、と。


それにしても、書いてて実につまらないです。このファンド。


先日の記事で紹介しましたが、「よい銘柄を見出す能力のない者がその無知さ加減をカバーするには、分散投資もいいだろう」というバフェット氏の言葉が過ります。


何が儲かるのか?どうやったら儲かるのか!?それにBetしたいと願う投資家の心をまったく満たさない、ひらべったいファンドがなぜ1位なのでしょう。投信ブロガーが選ぶという点がよくないのかもしれません。どこか教科書的なものを感じます。実際に儲かるか損するかという、ほんとうに大事な部分を棚上げして、理想や理屈に走ってファンドを評価するというのは、私は好きではありません。それは、金融機関の逃げ口上とおなじです。

投資は、儲からなければ意味がありません。負けです。
理念は立派ながら大損ばかりしているバフェットだとしたら、誰が見向きするでしょう。
サブプライムで大儲けしたジョン・ポールソンが勝者で、
リーマンショックで大損した長期世界分散な投資家は敗者です。

john20120204.jpg



「負けても仕方がない」という納得の投資がしたければ金融機関やFPを訪ねてください。
「勝ちに行く」という覚悟の投資がしたければ投資顧問やヘッジファンドの戸を叩いてみてください。


それぞれの、責任感の違いがわかるはずです。


[投信の窓口]
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  7 この記事へのコメントはこちらからお待ちしております。

しょせん投信なんて投信に過ぎませんね・・
25年間の投信の無残な成績。
国債に投資しておけばノーリスクで3倍です。

松井証券で1日10万ずつETFを買えば、投信なんて必要ないんじゃないでしょうか?

2012.02.09 23:24 | URL | 預金王 #- [edit]
インデックスについてはマルキール氏以降、議論する必要がないと思ってます。それで納得ならそれでいいですよね。マルキール氏がそうであるように、パッシブもアクティブもどっちにも手を出すというのでもいいですし、マゼランには敬意を表したっていいと思うのですが・・。

いずれにしても、結果がすべてで、その結果は未来にあります。
しかもその未来、人によって長さが違って、しかも突然短くなったりします。

難しいですね。いろいろと。
2012.02.06 00:08 | URL | 投信の窓口 #- [edit]
絶対リターン重視の私にとって、マイナスのファンドが1位なのは同じくおかしいと思います。まぁ、これが1位なのは、投票者がほとんどインデックスブロガーだからでしょう。
ブログやっている人の多くが、インデックスブロガーが多いですから。

相対リターンでベンチマークと勝負しているだけで満足するのは、
やはり、教科書通り。

インデックスブロガーが選ぶFund of the Year 2011

とすればいいと思います。

2012.02.05 19:15 | URL | 毎月分配型なら-のりたま #glMMB.eI [edit]
一口に投信ブロガーと言っても、
インデックス投資を中心にされている方々が多数派ですから、
この結果は当然かと。
ブログ主さんもそんなことは百も承知で、
あえてこのエントリーを書かれているとは思いますが。(^^)

>>それぞれの、責任感の違い

ただ、責任感に違いがあれば、結果もそれに伴うのか?は、
大いに疑問です。(^^)
2012.02.05 17:19 | URL | mushoku2006 #/EliecKQ [edit]
つまらないというが、安くベータを取りたいだけでしょ。アルファを取り続けられたヘッジFかどれたけあった,?一般投資家が投資できる?
2012.02.05 16:33 | URL | たま #- [edit]
上がるといいですね。世界経済。
未来を食べつくさないといいですね。

私は期間も金額もしっかりターゲットを定める投資が好きなだけです。この10数年で、どれだけの人が長期分散投資に乗って痛い目に会ってきたかを目にし耳にするたびに、金融マンとして何を提供すべきかを、よくよく考えた結論です。(気は変わるかもしれませんが)

インデックスがいいですよ、とも話せるので、そういうのが好きなお客様にはそう薦めます。書店で1~2冊本を買って読めば手に入るノウハウですから、私に聞く必要もないでしょうけれど。ドローダウンは、信者にならないとガマンできませんよ、とアドバイスするのみです。

世の中には、いろいろな投資がありますね。
2012.02.05 15:36 | URL | 投信の窓口 #- [edit]
投資期間の時間軸を無視しないでください。

投信の積立投資を行っている個人は、別に単年で利益を出す必要はないのです
リーマンショックだろうと、ヨーロッパ債務危機で含み損があろうと、
基準価格が安いうちに買っているだけです。

毎年必ず利益をださなければならないわけではなく、数年単位・数十年単位で考えればいいのです

〇〇ショックで含み損。  大いに結構です。 
個人投資家なのだから、自分で決算日を決めて、最終的に利益をだせば目的達成です
コスト重視で当たり前で、ファンド・オブ・ザ・イヤー。 これも当然の結果です
2012.02.05 13:27 | URL | 投信ブロガー #- [edit]


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2012.02.09 01:13 Kapok の資産運用
いや~。非常に興味深い所が・・・。 インデックス積立投資をやられてる方にはそっとしておけと言われそうな気もします。 炎上宣伝用の釣りかもしれませんが、もーあかん釣られまく
Twitterでの、インデックス投資クラスタ界隈で話題になっていたのでつい。 単純な疑問と、あと、個人的に感じる違和感を。 所詮、投資2年生のそれこそたわごとにすぎないですから、ス...
2012.02.07 00:19 Life is so crazy

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商品先物、FP、外資銀行を経て、投資顧問会社フィナンシャルハーバー東京代表。投資信託の開発、販売に携わり、その裏表、全てを知る。業務は金融商品のリスク診断、投資助言、金融教育など。1970年生まれ。

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